公益社団法人寒河江青年会議所 – 2017年度ホームページ 「情意投合」~心に響く情熱と共感をよびおこす運動を~

2017年度理事長意見書

カテゴリ: 情報公開 投稿日:2017年1月11日

 

意見書

 

公益社団法⼈寒河江⻘年会議所

2017年度理事⻑ 安孫子⽂剛

 

はじめに

 

公益社団法人寒河江青年会議所は1967年10月に設立し、同年12月16日に全国で364番目の青年会議所として認証を受けてから、今年で50年を迎えます。創立より半世紀にわたる「明るい豊かな社会の実現」に向けた運動は、歴史と伝統を築いてこられた先輩⽅の功績であり、私たちの“今”を創りあげた先輩諸兄の情熱に深く感謝しなければなりません。

 

創⽴当時から思い描く運動の理念や思想は不変であり「地域社会」「将来を担う子供たち」そして「ここに集う仲間たち」の未来を考え、「明るい豊かな社会の実現」という変わらない理念をより具体化させ、運動を展開して参りました。これからの“未来”を創りあげるうえでも、寒河江⻘年会議所の意思を受け継ぐ50年の節⽬に、これまでの運動を振り返り、残すべき伝統は継承しつつも時代に即した形へと革新し続けていきます。

 

「変化に臆してはいけない。伝統は時代ごとの“革新の積み重ね”で生まれる」という⾔葉のとおり、私たち⻘年は保守的な考えを持つのではなく、希望に満ちた理想の社会の実現に向け、未来への期待を⾼く持つ若さと情熱溢れる⻘年として、地域をリードする推進⼒にならなければなりません。社会を変える⼒のある⼀⼈ひとりの運動が寒河江⻘年会議所の存在を明確にし「明るい豊かな社会の実現」を確かなものにできると確信します。

 

創立50周年を迎えるにあたり

 

創⽴50周年という大きな節⽬を迎えるにあたり、私たちは先輩諸兄が携わってきた情熱の積み重ねに改めて深く感謝し、地域における各諸団体、スポンサー⻘年会議所である公益社団法⼈⼭形⻘年会議所、姉妹⻘年会議所として43年間友情を深めてきた⼀般社団法⼈寒川⻘年会議所、そして同じ志をもつ仲間たちと成⻑することによって今では厚い信頼を寄せ、地域社会をリードする団体へとなりました。

 

また、寒河江⻘年会議所の存在意義を再認識し、私たちが⾏う「まちづくり」「ひとづくり」の運動が地域の未来を創造することに⾃信と誇りを持ち、受け継いできた理念や思想をしっかりと次の世代へ引き継いでいきます。ただ単に過去を振り返る機会としてではなく、会員⼀⼈ひとりが地域社会を結ぶ接点である事を認識し、“今”と“未来”を繋ぐ大切な役割を共感できるものにします。

 

この節⽬を新たな時代へ踏み出す確かな⼀歩とするために、寒河江⻘年会議所50年の礎を更に強固なものとし、組織が⼀丸となることを⽬指します。

 

組織力の強化に向けて

 

⻘年会議所とは様々な背景を持つ会員同⼠が強く共鳴し合い「まちづくり」「ひとづくり」のために運動を興すことで、地域社会を変える影響⼒を持つ団体でなければなりません。まず、⼀⼈では達成することができない⽬的を成し遂げようとする時、⼈は集い協同してその⽬的を達成しようとします。しかし、単なる集まりでは達成することはできず、各々がいかに⾏動すべきなのか共通の⽬的に向かう認識が必要です。⼀⼈の⾏動は⼩さな⼒かもしれません。たとえ⼩さな⾏動でも⼀⼈ひとりの「私にできること」が集まれば、必ず大きな運動を生み出します。そのためにも⻘年会議所の⼀員としてどうあるべきか⼈間性を⾼め、会員同⼠が影響し合い、⾃発的な⾏動を起す価値ある団体へと組織⼒を⾼めていきます。更に組織⼒を⾼めるうえで、会員同⼠を繋ぐことや率先垂範を⼼掛ける組織の運営が要であり、定款諸規程等のルールや会議例会の運営、出⽋に対する連絡システム、また各種大会への出席の意義を会員にしっかりと認識させ、お互いが成⻑できるコミュニケーションの活性化が大切となります。全員が同じ⽬的や⽬標に向かって突き進む⾏動が、組織に⼀体感を生み出し「明るい豊かな社会の実現」に向かう運動を確かなものにします。

 

会員拡大と人材育成に向けて

 

地域に対する影響⼒を⾼め、信頼ある積極的な⻘年会議所運動を展開し続けるためにも、同じ志をもつ多くの仲間が必要です。そして、私たちの運動は地域に必要とされ、正しい評価を受けています。また、私たちの周りには地域の未来のために⾏動を起こす仲間が必ず存在するはずです。創造的な新しい考えを持つ⼈材とまちや子供たちのために、真剣に議論を交わす姿が地域に憧憬の念を生み出し、⾃ずと仲間の拡大に繋がり、価値ある寒河江⻘年会議所へと革新します。

 

将来の寒河江⻘年会議所をつくりあげるうえで、地域の問題や課題を⾒つけ出しその解決策に導く「英知」と⼈のために⾏動を起こす「勇気」、地域の変革者となる「情熱」の3つの⼒を合わせ持つ⼈材の育成が必要です。お互いにぶつかり合いながらも、成⻑するプロセスが価値観を認め合い協調することを生み出しさらには、正しい答えを教えるティーチングや⾃ら答えを導き出すコーチングを使い分け、⾃⼰の成⻑の機会を与えることが、⻘年会議所会員としての資質の向上と地域の能動者として⾏動を起こす⼈材へと成⻑することに繋がります。

 

輝く女性活躍について

 

近年少子⾼齢化や労働者不⾜などの社会問題から、働き⽅を変えるような産業構造の変革が必要となり、近年、女性のしなやかさや細やかさなど潜在的能⼒の活用や女性の活躍を推進する機運が⾼まっています。国の施策によっても様々な法整備が進められ、誰もが働きやすく、能⼒を存分に活かしやすい環境が整い、社会全体の働き⽅に対する意識が変わってきました。しかし、古来より⽇本では男性は外で働き、女性は家庭を守るといった性別に対する役割分担の意識が根強く、未来の⽇本に必要な⽅向性を考えるうえでも、社会的⽂化的な性差であるジェンダーについて学ぶ必要があります。性別にかかわらず誰もが社会において望む形で活躍でき、更には幸せな家庭が築けるような最もバランスのある形は何なのか⾒つけていかなければなりません。また、寒河江⻘年会議所における女性会員の割合も増加していることから、思いやりや優しさを持つ柔らかい視点と芯の強さからそれぞれが望む形で能⼒を活かし「まちづくり」「ひとづくり」運動を展開できるようになりました。寒河江⻘年会議所が考えるジェンダーレスは、女性の社会進出を促進させるためではなく、組織の活性化、地域の活性化につなげる「すべての⼈が輝ける社会」を実現するものでなければなりません。多様な価値観を生み出し、多くの⼈材を積極的に活用できる様な働き⽅を変えるダイバーシティ推進は「明るい豊かな社会の実現」に繋がるものと確信します。

 

未来を切り拓く心豊かな青少年共育について

 

「明るい豊かな社会の実現」を確かなものにするためには、地域の未来を担う子供たちのすこやかな成⻑が重要な課題のひとつであります。しかし、核家族化や共働きなどライフスタイルの変化により、子育てに対する負担や将来への不安などが生まれ、出生率の低下に繋がる大きな社会問題をつくり出しています。子供たちの存在は親の鏡とよく⾔われますが、地域の大⼈を写す鏡でもあるとも考えます。責任世代である私たちが背中を⾒せ、地域社会全体で子供たちを育てることは社会性や道徳⼼を生み出し、未来を切り拓く⼒を養います。子供たちが生き生きと四季折々の⾃然の中で、健やかに地域にかかわる姿は、郷土⻄村⼭を愛し誇りに思う⼼を育み、たくましく生き抜く⼒を醸成します。子供たちの⼼豊かな成⻑はまちを活性化させ社会問題の解決の⽷⼝になります。

 

また、創⽴以来開催する児童⽂化賞(SJC賞)の授与は50回⽬を迎えることになります。私たちは創⽴以来継続される意義を伝え続け、地域の未来を考え⾃発的な⾏動を起こす子供たちの⾃信と誇りに繋がる価値ある賞にします。これからも子供たちの大きな励みとして、将来大輪の花を咲かせるために、未来へ種をまく事が必要なのです。

 

共感力とまちづくりの強化に向けて

 

⻘年会議所の運動はどれだけ多くの市⺠の共感をよぶのか、影響を与えるかがカギとなります。「難しいことを易しく、易しいことを深く、深いことを面⽩く」と地域社会が共有できる情報を⾒極め、⾃分の考えを簡潔にまとめ運動の真意を伝えることで、⼈は興味を持ち、惹きつけられ、⼒強い導きに変わります。⼼を掴む発信は説得から共感に変わり、私たちの運動に広がりと価値を生み出します。

 

情報を取り扱う際、論理的な思考から情報を整理し、正しい答えを導くロジカルな考え⽅は、事実に基づくまとまりのある情報は生まれますが、情報が収束してしまいます。しかし、まちづくりにおいては、新しいアイディアや共感を生み出す情報が必要であるため、ひとつのきっかけから多くの⽅向性を生み出すクリエイティブな考え⽅が大切です。クリエイティブな思考を身につけることで私たちの運動に深みを増し、寒河江⻘年会議所の運動の価値を⾼めていきます。

 

地域連携による魅力の発信

 

地域連携による魅⼒の発信は、同じ⽬的を共有することで新たな軸を生み出し「誇りある郷土⻄村⼭」の⼈と⼈、⼈と地域、地域と地域の繋がりをより強固なものとします。さらに主体移管の戦略軸に合わせた組織体制をつくることでより⼀層、事業の価値を⾼めていきます。そして、新たな組織体制において寒河江⻘年会議所が中⼼となり情報整理や利害調整、率先垂範を⼼がけ、企画運営を⾏い、意思決定を進めることで合意形成がスムーズに進み、より多くの地域住⺠の意識が⾼まる大きな運動に変えていきます。次なる⽬標に向け⾃走するような計画性のあるサイクルは新たな⽬標を生み出し続け、持続可能な形に革新していきます。また、地域資源の潜在する価値を⾼めるために「⽇本版DMO候補法⼈登録制度」の可能性についても調査が必要です。寒河江⻄村⼭地域の稼ぐ⼒を引き出すことは真に価値のある地域資源を⻄村⼭ブランドとして確⽴させ、地⽅創生が求める地域⾃身が成⻑する活⼒を取り戻します。

 

最後に

 

⻘年会議所とは、「個⼈の修練、社会への奉仕、世界との友情」の三信条の基、運動を展開しています。ここに集う会員は⾃発的で⾃由な個⼈の意思で⼊会しています。⾃発的な意思による運動であるからこそ⾃⼰啓発、修練に励むべきであり、無限の可能性を秘めた⻘年が集う学び舎「⻘年会議所」を活用し、個⼈の成⻑につなげなければなりません。

 

何かを学ぼう、求めようと情熱を持って⻘年会議所運動に打ち込む者には、⼈生における大きな財産を与えてくれます。⻘年会議所は⼀年毎の積み重ねであり、何を学び得るのか、きっかけをつくるのは⾃分です。限られた時間のなかで、⾃⼰の成⻑や可能性を⾒つけてみるのも⼈生の喜びと考えます。

 

基本理念

⼼に響く情熱と共感をよびおこす運動を

 

基本⽅針

1.“今”と“未来”を繋ぐ礎の確⽴

2.組織⼒を持つ価値ある団体への昇華

3.未来に輝く⼈材への成⻑

4.未来を切り拓く⼼豊かな⻘少年の育成

5.共感を生み出し稼げるまちづくりの推進